ゲームにまみれて、本にまみれて。

ゲームと本にまみれた、日常の話。

古本に潜むストーリー

広告

古本の書き込みにストーリーがある

 

古本屋に行く。

 

おもしろそうな一冊を探す。タイトルだったり表紙のデザインだったり、目にとまるきっかけはさまざま。

 

気になる本があったら手に取る。選ぶのはできるだけきれいなもの。表紙がよれてなくて、ページもきれいで。そんな一冊がみつかったら買って帰る。

 

*****

 

そうやって時間をかけて一冊を選んだはずなんだけど、帰って本をひらいてみると、メモが書かれていたりマーカーが引かれていたりと、書き込みがしてあるものだったことがあります。

 

正直さいしょは「やっちゃったなぁ」とがっかりしたものです。でもその書き込みを見ていると、ふしぎとそのがっかりした気持ちもなくなっていきました。

 

*****

 

書き込みされている古本を読んでいると、その古本に潜んだストーリーが見えてくるような気がするんです。

 

前の持ち主が、その本のどこに興味を持ったのか、どこを大切だと感じたのか。

前半にはたくさん書き込みされているのに、後半になると書き込みが少なくなっているのを見ると、だんだん飽きていってしまったのかな。と想像してみたり。

読んでみて、マーカーを引いているところを、じぶんも大切だと感じたら、なんだかちょっとうれしくなったり。

 

そういう書き込みがある古本もまた、魅力があるように思えてきました。