ゲームにまみれて、本にまみれて。

ゲームと本にまみれた、日常の話。

初めてのゲーム機は、緑色のゲームボーイポケットだった

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楽しかった日々がよみがえる

 

レトロゲームを遊ぶようになって、子どものころゲームをしまっていたケースで眠っていたゲームボーイをひっぱり出してきました。

そのゲームボーイは、緑色のゲームボーイポケット。初期のゲームボーイよりもちょこっとだけ小さくなったやつ。わたしは、この緑色のゲームボーイポケットを幼稚園生くらいのときに、初めてのゲーム機として買い与えてもらいました。

 

緑色といってもおしゃれな緑色ではなくて、たぶん当時ほとんどの子どもが選ぶことはなかっただろう、濃いめのしっかりとした緑色。ほかにも赤とか黄色とかいろんなカラーバリエーションがあったのに、わたしは緑色を選んびました。

どうして緑色を選んだのか、不思議といまでもその当時のことをはっきりと覚えているんです。

 

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いまじゃ世界中で人気のポケモンも、わたしが幼稚園生のころはアニメの放送が開始されたばかりで、だんだんと人気が出てきたかな、くらいのころでした。幼稚園の友だちのあいだでも、少しずつ広まってきていました。

 

アニメを見てポケモンにはまり込んだわたしは、しばらくしてポケモンを買ってもらい、ゲームデビューを果たすことになります。いまはもう無くなってしまった地元のデパートの玩具売り場でした。

 

ポケモンは緑と赤の2つのバージョンが発売されたんだけど、赤の方が人気が高かったらしくて、そのデパートの玩具売場でも、赤のほうは売り切れてしまっていました。ただ特段こだわりのなかったわたしは、なんの迷いもなく『ポケットモンスター緑』を買ってもらうことに。

そして買ったゲームが『ポケットモンスター 緑』なら、ゲームボーイも緑がいい。そんな、いまとなっては理解しにくい、独特なこだわりによって緑色のゲームボーイポケットを買ってもらうことになったわけです。

 

母は「もっと他の色にしたほうがいいんじゃない」とか言っていた気もするけど、わたしの意思は頑として動かなかったようです。

 

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はじめてのゲームを買ってもらったわたしは、それから毎日のようにポケモンで遊んびました。学校で友だちと進捗を競い合ったし、集まって通信対戦とか通信交換とかもしました。その毎日がとても楽しい日々でした。

 

あたらしいゲーム機を買ったり、少しずつゲームから離れていったりで、その緑色のゲームボーイポケットにふれることは少なくなっていましたが、今こうしてゲームボーイポケットを手にとってみると、こうやっていろいろな思い出がよみがえってきます。