クリアするころには大ファンに
いままで生きてきた人生のなかでいろいろなゲームをプレイしてきて、今のところいちばん好きなゲームが『428~封鎖された渋谷で~』です。
渋谷を舞台にしたサスペンスのサウンドノベル。小説のように文章を読み進めていき、ところどころ出てくる選択肢から登場人物の行動を選択していくことでストーリーが分岐、ハッピーエンドを目指すというゲームです。
こう書くとシンプルになってしまうけど、実際にプレイすると、寝る間も惜しんで進めてしまうほどの魅力が感じられるんです。
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小説のように文章を読み進めていくわけですが、文章の背景にストーリーに合わせた実写の画像が表示されます。そこにBGMと効果音が加わって、文章を読んでいるのにまるで映画を観ているかのような臨場感と没入感が楽しめます。
もうひとつわたしが魅力的だと感じたのはストーリー。5人の登場人物のストーリーを、人物を切り替えながら同時に進めていくことになります。
渋谷中央署の若手刑事、道玄坂の電気屋の長男、渋谷中を駆け回るフリーライター、製薬会社の研究所長、ダイエットドリンクの試供品を配る着ぐるみ。この5人は同じ日に渋谷という同じ場所にいる、つまり1人の行動がほかの人物の行動に影響を及ぼしてしまうこともあるわけです。
一見なにも関係がなさそうな5人が、知らず知らずのうちに干渉しあっているという入り組んだストーリー、わたし、好きなんです。
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正直なところ、実写のゲームだから最初はすこし抵抗があったけど、進めていくうちにそんなこと気にならなくなり、クリアするころにはこのゲームの大ファンになってしまっていました。
それはそれは、やりこみ要素までしっかりとやり込むほどに。
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