SNSで広がる読書の楽しみ
わたしは本を読み終わったあと、SNSに感想を投稿するようにしています。
もともとネットだかで、読んだ本の感想をSNSとかで書くとアウトプットになって内容が定着しやすくなる、とかっていうのを見て、それをまねて始めたことでした。限られた文字数の中に数百ページもある本の感想を詰め込むというのは難しいものですが、どこを切り取ろうかと考えるのは楽しくもあります。
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『模倣の殺意』を読み終わったときのこと。
いつものように感想をSNSに投稿しました。しばらくすると、その投稿に反応がありました。
その方の投稿をみてみると、わたしと同じように『模倣の殺意』を読んでいるようだったのですが、本の読み方について触れられていました。
どうも読んでいる途中で作中の人間関係などを整理して、自分なりに推理しながら読むというのが、その方の本の読み方のようだったのです。
わたしは先が気になると、明け方までかかっても一気に読み終えてしまうタイプです。
読むのを止めて、人間関係などを整理して本を読むということをしたことはありませんでした。新しい読み方と出会った瞬間でした。
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SNSをとおして新しい作品に出会うことはよくありますが、新しい読み方に出会うというのは初めて。なんだか読書の楽しみが広がったような気がします。
それだけでもSNSに感想を投稿してみてよかったと思っています。