ドラクエ30年の集大成的作品
『ドラゴンクエスト』シリーズの30周年作品として発売された『ドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めて』。
PS4とニンテンドー3DSという、まったく異なるゲームハードで同時に発売され、それぞれに異なる要素が盛り込まれたことでも話題になった。
PS4では、フィールドやモンスターが綺麗なグラフィックで描かれ、迫力のある冒険が楽しめる。そして、ニンテンドー3DSでは、3Dと2Dの表示を切り替えることができ、新しさも懐かしさも楽しめる。
そんな風に、自分の楽しみ方に合わせて選ぶことができるのも『ドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めて』の特徴だ。
私は、いつでも手軽に楽しめるニンテンドー3DS版でプレイした。
懐かしさ溢れるニンテンドー3DS版
ニンテンドー3DS版の場合、2Dモードと3Dモードから画面の表示方法を選択でき、表示方法によって、戦闘画面の移行方法が変わってくる。
3Dモードでは、シンボルエンカウントでの戦闘移行。
フィールド上にいるモンスターに触れると戦闘画面に移る。
このフィールド上のモンスターは、ただ動き回っているだけでなく、眠っていたり、複数体で集まって儀式めいたことをしていたりと、動きが多彩になっており、見ているだけでも楽しめる。
2Dモードでは、ランダムエンカウントで、フィールド上を移動していると、ランダムで戦闘画面に移行する。
モンスターの動きなどは感じられませんが、昔懐かしい雰囲気が楽しめるようになっている。
さらにニンテンドー3DS版では、懐かしさを感じられるポイントが多いように思うのだ。
その一つが「時渡りの迷宮」という要素。
これは初代『ドラゴンクエスト』から『ドラゴンクエストⅩ』までの世界に飛び込み、そこで与えられたクエストをこなすというもの。
マップや音楽は、それぞれのタイトルに合わせて作られている。
たとえば『ドラゴンクエスト』の世界であれば、ファミコンのドット絵で表現され、音楽も8bitの懐かしさ溢れる音源。
それに対して『ドラゴンクエストⅦ エデンの戦士たち』の世界では、ニンテンドー3DS版のドラクエⅦのように、3Dでマップやキャラクターが表現されている。
あのときを懐かしみながら、「時渡りの迷宮」に潜るのも、『ドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めて』の楽しみの一つなのである。
クリア後に知る「過ぎ去りし時を求めて」の意味
本編のストーリーも非常に重厚で、胸を熱くする展開の連続。
そして、仲間たちを襲う悲劇。
最後のボスを倒した先に続くストーリーでは、本当の「過ぎ去りし時を求めて」の意味を知ることができる。
ドラゴンクエストシリーズは、今まで数多くのナンバリングタイトルをプレイしてきたが、ストーリーは1,2を争うほど素晴らしいと思っている。
また『ドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めて』に様々な要素を加えた『ドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めて S』も発売された。
こちらでは、PS4での大迫力のグラフィック表示と、ニンテンドー3DSでの2Dモードから表示方法を選択できる。
もちろん「時渡りの迷宮」も収録されているので、今から『ドラクエⅪ』を遊びたいという方は、『ドラクエⅪ S』がおすすめだ。
駿河屋でも購入できる。
ニンテンドースイッチソフトドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S 新価格版
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