単純ながら頭を使う『ボンバーマン』
爆弾で相手を倒すアクションゲーム『ボンバーマン』。
爆弾を設置して、相手を爆発に巻き込むという、単純ながら頭を使う奥深いゲームである。
『ボンバーマン』シリーズは、スーパーファミコンや、最近だとNintendo Switchでも発売されているが、私が見つけたのはゲームボーイ版だった。
実は『ボンバーマン』をプレイしたことがなく、アーケードの『ボンバーガール』というゲームを遊んだことがある程度だった。
そんな私が持つ『ボンバーマン』のイメージは、『対人で誰かと対戦するのが楽しいゲーム」だった。
しかし、この『ボンバーマンGB』は一人でしっかりと楽しめるゲームだと感じた。
ステージを進むと、できることが増えていく
『ボンバーマンGB』は、全8ステージで構成されたステージを進んでいく。
各ステージは、さらに3つのステージとボス戦にわかれている。
8ステージ目のボスを倒せばエンディングだ。
基本的には、爆弾を設置して、敵を爆破に巻き込んでいく。
爆発は上下左右の四方に広がるため、自分が巻き込まれないように注意しつつ、相手が設置する爆弾にも気をつけながら、攻撃していかなければならない。
単純ながら、頭を使う。
さらに各ステージのボスを倒すことで、できる操作が増えていく。
たとえば設置した爆弾を前に滑らせたり、一つ分の障害物を飛び越えられるようになったり。
できることが増えることで、さらに考えなければならないことが増えていく、歯ごたえのある作りとなっている。
感じてもらいたい、この達成感
ボス戦になると、さらに厄介になる。
たとえば、ステージ4のボスは花びらを飛ばして攻撃してくるのだが、花びらを飛ばす瞬間にしか攻撃が当たらない。
その瞬間を狙って爆発を当てなくてはならないが、爆発するまでにもタイムラグがあるため、なかなかタイミングを掴むのが難しい。
そうこうしているうちに、相手の攻撃に当たってしまったり、時間切れになったり。
私はステージ4で1時間ほど足止めをくらってしまった。
単に私が下手だっただけなのかはわからないが、歯ごたえを感じることができた。
ボス戦以外のステージに出てくる敵は1種類だけなので、若干単調ぎみにはなってしまうが、この難易度もあり、どう動けばクリアできるのかを考える楽しさはあったし、エンディングを迎えたときの達成感は強く感じられた。
この達成感は、ぜひ一度感じてもらいたい。そんな作品。