ゲームにまみれて、本にまみれて。

ゲームと本にまみれた、日常の話。

Yahoo! JAPAN IDを不正アクセスされて感じた、利便性に潜む危険性

広告

ある日、突然の不正アクセス

 

毎朝、起きるとすぐにパソコンのメールを確認するようにしている。

仕事に関するメールを、見落とさないようにするためだ。

 

その日も、いつものようにメールを確認していた。

 

受信ボックスに溜まった未読メールの数々。

その中の一通、不穏な雰囲気を漂わせたメールがあるのに気づいた。

 

そのメールは、Yahoo! JAPAN IDが不正にログインされたことを知らせるものだった。



思い返せば前日、Yahoo!メールにログインできなくなってしまったのだが、まさか不正アクセスされているとは思いもしなかった。



『かんたん決済』で勝手に支払いされていた

f:id:if_broken:20210216154029j:plain

 

不正ログインされただけであれば、まだよかった。

 

不正ログインされた挙句、ヤフオクでぬいぐるみを落札され、『かんたん決済』で支払いまでされていたのだ。

 

『かんたん決済』は、クレジットカードやインターネットバンキング、Tポイントなど、Yahoo! JAPAN IDと紐づけした支払い方法を使って代金を支払うシステムである。

 

私は、Yahoo! JAPAN IDにTカードを紐づけしていたため、貯まっていた1000ポイントほどのTポイントを使って支払いされたのだった。



銀行口座やクレジットカードの情報は登録していなかったので、不幸中の幸いと言えるだろうが、ポイントといえど被害に遭っていることに変わりはない。

 

このことに気づき、すぐにYahoo! JAPANのヘルプセンターに連絡をした。



物事に潜むリスクを把握する大切さ

 

Yahoo! JAPANとしては、二段階認証などのセキュリティ対策の手段を用意しているため、不正アクセスに関しては本人の責任という見解だった。

 

ただ、同時期に同様の被害に遭っている人が多数いたようで、ポイントを補填してもらえることとなった。

 

これで、一件落着となったのだが、同時に便利さが危険につながることを実感した。

 

Yahoo! JAPAN IDを持っていれば、Yahoo!メールやヤフオクなど様々なサービスを利用できるようになる。この件の原因の一端となった『かんたん決済』もまた、その一つだ。



一つの入口から、複数のサービスに簡単につながる。これは非常に便利である反面、その一つの入口が突破されてしまえば、その他のサービスにまで入り込まれてしまう。



最近では、Yahoo! JAPAN IDに限らず、アカウントの連携によって、一つのアカウントで様々なサービスにログインできるようになってきている。

 

こういった機能は、個々でアカウントを取得する必要がなく、効率的になる。



ただ、物事が便利になることは、多くのリスクを孕むことでもある。

そのリスクをしっかりと把握したうえで、サービスを利用しなければならないと感じた。