スタミナ消費に追われていた大学時代
ゲームの形はどんどんと変わってきている。
ゲーム機なんて持っていなくても、スマホで簡単にゲームをプレイできる。
ソーシャルゲームは基本プレイが無料なものがほとんどだから、さらに気軽に始めるられる。
私も大学生のときは、10個近いソーシャルゲームをスマホにインストールしていた。
そして、それら全てを同時進行で遊んでいた。
今はスタミナ制でないソーシャルゲームも増えているが、当時はほとんどのスマホゲームでスタミナ制が導入されていた。
1つのゲームのスタミナを使い切ったら、次のゲーム。
さらに、そのゲームのスタミナも使い切ったら、また次のゲーム。
そうして最後のゲームのスタミナを使い切ったころには、最初のゲームのスタミナが回復している。
そんなことを繰り返す毎日だった。
ソーシャルゲームは毎日やらなければならないものに
今の私は、ほぼソーシャルゲームに触れることがなくなった。
その理由は、しばらく自分自身もわかっていなかった。
日々、新しいソーシャルゲームが配信されている。
その中で気になったものがあれば、インストールして触れてみてみる。
ところが、どうも続かないのである。
最近になって、この理由が理解できたような気がしている。
要は、ソーシャルゲームに触れることが、毎日やらなくてはならないことになってしまっていたからなのだ。
ソーシャルゲームに導入されているスタミナ制とは、スタミナを消費してゲームを進めていくものである。消費したスタミナは時間経過とともに回復していく。
時間経過で回復するスタミナは、最大値以上にはなることはない。つまり最大までスタミナが回復したら、ゲームを起動してスタミナを使わないと無駄になってしまう。
スタミナを消費しないと、という思いが、いつしかソーシャルゲームを起動しないといけないという考えに切り替わってしまったのだろう。
期間限定のアイテムやキャラクターが手に入るイベントなどもまた、ソーシャルゲームを起動しなければという考えに拍車を掛けているような気がする。
キャラクターやアイテムを獲得するために、イベントを周回する。
スタミナが回復したら、また周回。
スタミナを無駄にしてしまうと、全てのキャラクターやアイテムを獲得できないかもしれない。
ソーシャルゲームは、毎日やらなければならないものになってしまった。
ゲームで疲れてしまっては本末転倒
頻繁にソーシャルゲームに触れていた大学時代。
コンシューマーゲームを中心に触れるようになった今。
この流れの中で感じたのは、ゲームはプレイしたいときにプレイするもので、やらなければならないことになってしまってはいけないということだ。
今も、全くスマホゲームに触れないわけではない。
ただ多くても2,3個のアプリしかインストールしない。
そして、スタミナやイベントを気にせず、自分のペースで触れるようにしている。
ゲームは触れたいときに触れて楽しむもの。
スタミナやイベントに追われて、それで疲れてしまっては本末転倒だと思っている。