学校の木の椅子がなつかしい
大分旅行の一日目。別府駅に降り立った妻とわたしは、歩いてすぐのところにある、べっぷ駅市場にむかいました。ここも妻が調べていたらしい。
鮮魚店とか青果店とか、地元の人が買い物をしに来るような市場だと思うんだけど、なかにはコロッケなどの揚げ物がうっている総菜屋だとかパン屋だとか、観光客が訪れても楽しめる店もたくさんありました。
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そんな中の一軒にあったのが、あげパンの店「fukumimi」。いろんな味の揚げパンを売っていたんだけど、一番人気だという、きなこのあげパンを食べてみました。
外はサクサク、場所によってはカリカリ。それなのに中はふわふわ。きなこの優しい甘みがおいしかった。油で揚げているけどしつこくなくて、さらっと食べれてしまった。
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人によっては、このあげパンになつかしさを感じる人もいるでしょう。ただ残念なことに、わたしはなつかしさを感じませんでした。だって給食であげパンが出たことがなかったから。
そのかわりに別のところでなつかしさを感じることができました。それが店の前に並べられた木の椅子。小学生のころ教室で毎日使っていた、あの椅子。あげパンができるまで、この椅子に座ってしばし待機。この椅子に座ったの、いったい何年ぶりだろう。
座っていると座面が木だからお尻が痛くなってくるんですよね。背もたれも木、より掛かると背中も痛い。小学生のころは、あたりまえのように平気で1時間近くも座っていましたが、今かんがえると、よくおとなしく座ってられたなぁ。
そんななつかしい気持ちが溢れてくるお店でした。