『10年つかえるSEOの基本』でSEOの認識が覆される
ウェブ上でライターとして仕事をしていると、嫌でも考えなければならないSEO対策。
SEO対策とは、検索されたときに、できるだけ上位に記事が表示されるようにすること。
もちろん、それほど検索順位を気にする必要がないブログなどは、自由に書いても問題はない。このブログも自由に書いている。
しかし、仕事として記事の作成を請け負う場合、ほとんどはSEOを意識することになる。
私も、何もわからないながらSEOについて勉強をし、自分なりに記事を書いていた。
しかし『10年つかえるSEOの基本』を読んで、それまでのSEOの認識が大きく覆された。
読んでもらうために自然な文章を書く
記事作成の仕事を請け負うと、ライティングルールが提示され、そのルールに則って記事を書くことになる。
文字数は何文字以上だとか、文体はですます調でとか。
そして、一番大きなルールが、キーワードの使用回数である。
指定されたキーワードを、指定回数以上、文章の中に組み込んで記事を作成しなければならないのだ。
これはSEOを意識したルールである。
キーワードを多く文章に入れていれば、そのキーワードで検索をしたときにヒットしやすくなるという考えのもと、そういったルールが作られている。
そんなルールで縛られた中で書かれた文章は、とても不自然なものになる。
サイトの文章を読んでいて「無理に言葉を入れているな」と、不自然さを感じたことはないだろうか。それもおそらく、ルールで定められたキーワードを無理矢理詰め込んでいる文章だ。
私は、不自然な文章を書かなければならない不本意さを感じながらも、これがSEO対策になるのだと信じて、記事を書いていた。
キーワードの使用回数も、SEO対策として間違えてはいないそうだ。それは『10年つかえるSEOの基本』にも書かれている。
ただ本書には、もう一つ大切なことが書かれていた。
「読んでもらうために自然な文章を書く」ことが大切だと。
SEOの基本や考え方を教えてくれる
『10年つかえるSEOの基本』を読んで、私が持っていたSEOのイメージが変わった。
ライターをやっていて、SEOの勉強をしたいけれど、よくわからないという人も多いと思う。
『10年つかえるSEOの基本』は、そういった人にSEOの基本や考え方を教えてくれる。
内容も会話調になっていて読みやすく、ページ数も130ページほどに凝縮されているので、気軽に手にとりやすい。
タイトルは「10年つかえる」となっているが、きっとこの先もずっと道しるべとなってくれる存在のように思う。