夢をみる島に流れ着いたリンクの冒険
嵐の中、雷に打たれ意識を失い、ある島に流れ着いたリンク。
その島は、夢をみる島「コホリント島」。
夢をみる島から出るためには、「かぜのさかな」を目覚めさせなくてはならない。
リンクは、「かぜのさかな」を目覚めさせるために、島中を冒険することとなる。
そんなリンクの冒険を描いたゲームボーイ用ソフト『ゼルダの伝説 夢をみる島』を、ゲームボーイカラー向けにリメイクした作品が『ゼルダの伝説 夢をみる島DX』である。
ゼルダの伝説シリーズが初めてでも楽しめる
ゼルダの伝説シリーズは数多くあるが、私がクリアしたのは、この『ゼルダの伝説 夢をみる島DX』が初めてである。
ジャンルはアクションアドベンチャーだから、敵との戦いも難しかった。
特定の武器でないと倒せない敵。
特徴を掴まないと、倒すのが困難なボス。
そして、操作の面でも驚かされる。
ゲームボーイやゲームボーイカラーは、十字ボタンとAボタン、Bボタンだけしかない。
それにもかかわらず、豊富な操作を必要とするのだ。
少ないボタンで、様々な操作をさせる作りは、実際に触っていて感心させられる。
ゲーム中、難しかったのはアクション部分だけではない。
ダンジョンを進むには、謎解きをしていく必要があるのだ。
私のひらめき力では、進めるのにかなり苦労することになった。
しかし、苦労したからこそ、クリアできたことの喜びは強く、ゼルダの伝説シリーズの面白さに気づけた。
感傷に浸るエンディング
様々な困難を乗り越えてダンジョンをクリアしていき、ストーリーの最後、リンクはボスを倒すことになる。
当然ボスを倒せば、夢をみる島の秘密は判明し、ストーリーは終わる。
ただ、エンディングを迎えると、本当に「かぜのさかな」を目覚めさせて、コホリント島から出ることが正解だったのか、わからなくなってしまった。
そんな感傷に浸ってしまうようなストーリーも、『ゼルダの伝説 夢をみる島DX』の魅力だと思う。
初めてクリアした作品が『ゼルダの伝説 夢をみる島DX』でよかった。
Nintendo Switchでリメイクされていて、こちらも新たな魅力がある。