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十数年の時を経たリベンジの果ての新たな発見『ドラゴンクエストⅦ エデンの戦士たち』

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ドラゴンクエストエデンの戦士たち』への再挑戦

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ドラゴンクエストエデンの戦士たち

私が初めて触れたドラクエシリーズであり、初めて挫折を味わった作品でもある。

 

no-sense-life.hatenablog.jp

 

オリジナルは、2000年に発売されたプレイステーション版である。それから13年後の2013年に、ニンテンドー3DSでリメイク作が発売された。

 

プレイステーション版は、ネットが普及していなかった時代背景に加え、ゲームそのものの難易度が高かったが、ニンテンドー3DS版は、そのあたりが緩和されている。

 

私は、大人になって改めて、ニンテンドー3DS版にリベンジし、無事にクリアした。

クリアしてみて、子どものときにはなかった感情を抱いた。

 

難易度、ストーリー展開、すべてが悪印象だった

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正直に言うと、『ドラゴンクエストエデンの戦士たち』には、良い印象が無かった。

 

何度も書いているように、難易度が高く、挫折してしまったのも理由の一つではあるが、もう一つ理由がある。


誰がとはいわないが、メインキャラクターがストーリーの比較的序盤で離脱してしまうのだ。

 

当時から、冒険を進めて、仲間が徐々に増えていくストーリー展開が好きだった私には、このキャラクターが離脱するというのに納得ができなかった。

 

ただ、ドラゴンクエストシリーズでパーティメンバーが離脱することは、決して珍しいことではない。ストーリーの途中で一旦離脱し、またストーリーが進むことでパーティに戻ってくる。

 

ところが本作で離脱するキャラクターは、離脱した後、二度と戻ってくることはない。

 

ドラクエシリーズにおいて、メインのキャラクターが永久に離脱してしまうというのは、後にも先にも本作だけではないだろうか。

 

この『ドラゴンクエストエデンの戦士たち』の特殊なストーリー展開に、どうしてもなじむことができなかった。

 

ところが、大人になってみると、ものの見方は変わるものである。
離脱するキャラクターと、後々仲間になるキャラクターの関係性を改めて考えたところ、これも一つの形なのではないかと思えたのだ。

 


そして迎えるエンディング。

 

本作は石板がストーリーの鍵となっている。
世界中を巡って石板の欠片を探し、石板を完成させることで新たな世界に旅立てる。

 

そんな石板は、エンディングでも重要な役割を担っている。

 

エンディングだけで言えば、『ドラゴンクエストエデンの戦士たち』がシリーズ中で最も好きだと感じた。


やはりゲームは、プレイする年齢によって感じ方が変わるのだと、改めて実感した。

 

十数年の時を経て

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ゲームなんて、やりたくなければやらなくても良いものだ。
子どもの頃の挫折から、このゲームに触れずに生きていくこともできただろう。

 

けれども、私は今一度『ドラゴンクエストエデンの戦士たち』に触れてみる選択をした。

 

 

そして、新たな発見をすることができた。
あのときには見えなかったものが見えた。

 

十数年の時を経てでもクリアしてよかったと思う。

 

 

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