ゲームにまみれて、本にまみれて。

ゲームと本にまみれた、日常の話。

悩む時間があるのなら、踏み出した方が絶対に良い

一歩を踏み出せないまま時間だけが経つのはもったいない

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 やってみたいけど、失敗するかも。

そんなふうにして、なかなか一歩を踏み出せない状態になってはいないだろうか。

 

一歩踏み出したいのに、なかなか踏み出せないまま時間だけが経つというのは、とてももったいないことだと、私は思っている。

 

そんなことを書いている私自身、心配性なこともあり、一歩踏み出すまでに時間がかかってしまうのだが、最近はできるだけ早めに行動することを心がけている。

 

それは、新卒で入社した会社を辞めてからのできごとが、大きなきっかけになっている。



再就職先もないまま退職。そしてフリーライターへ。

 

新卒で入社した会社は、率直にいえばブラック企業だった。

 

小さな会社で、社員も10人前後。

ゆえに「社長がすべて正しい」という環境だった。

 

けれども、私はその会社を辞めるという選択肢はなかった。

 

大学4年生の夏になっても内定が出ず、そんな中で拾ってもらったのだ。

当時は感謝もしていたし、この会社を辞めたら、他に入れる会社もないだろうと思っていたから。

 

しかし、劣悪な社内環境は、徐々に心身を蝕んでいく。

もうここにいるのは無理だろう、と思い始めたそのタイミングで、社長が個人面談をすると言い出した。

 

個人面談のその日、「お前はこの先どうしたいんだ」という問いに「辞めたいです」と口走っていた。

 

ずっと心に中にあった「辞めたい」という思いに従って、一歩を踏み出したのだ。



しかし、その一歩はあまりに突然だったため、再就職先もないまま、その会社を辞めることになった。

 

そこで私はフリーライターを始める。

 

フリーライターの活動の場は様々あるが、主な場は『ランサーズ』や『クラウドワークス』などのクラウドソーシングサイトだ。

 

当初、私はクラウドソーシングサイトを使うことに抵抗があった。

 

個人で仕事を請けられるのだが、それは遊びではない。お金が発生する、れっきとした仕事なのだ。

 

もちろん失敗すれば自分で責任を取らなければならないし、相手に迷惑も掛かる。

 

そんな現実を前に怖気づいていた。



しかし、そんなことを言っていても始まらない。

 

私は勇気をふり絞って、クラウドソーシングサイトに掲載されていた仕事の一つに応募し、請け負った。



最初の心配など、どこ吹く風。

しっかりと評価もしてもらえ、継続の仕事ももらえるようになった。

 

これが、すぐに行動しようと思うようになったターニングポイントといえる。



だいたいの心配は杞憂

 

このブログにしてもそうだ。

 

私は今まで、いろいろなブログサービスを使ってブログを書いてきた。

もちろん、『はてなブログ』も候補にあったが、ずっと避けてきた。

 

というのも、『はてなブログ』はコミュニティが強い印象があったのだ。

 

同じようにブログを運営している人から「そんな下手な文章でブログを書くな」なんて言われたら。

 

そんな心配をしていた。



実際に『はてなブログ』でブログを立ち上げてわかったのだが、誰も触れてはこない。

 

興味のないブログにわざわざ突っかかってくるほど暇な人はいないのだ。完全にうぬぼれである。

 

ただ継続していれば、「文章が好きだ」なんていう嬉しいコメントいただけるようになる。



なにも心配することはなかったのだ。



こうやって、踏み出してみれば案外どうにでもなるという経験をして、もっと早く行動していればと思えるようになったし、実際にすぐに動くようになりつつある。

 

もし一歩を踏み出したいけれど、なかなか踏み出せないと思っているのなら、一歩を踏み出してみてほしい。

 

心配ない。

 

案外どうにでもなるから。

 

 

 

複数のメールアカウントを使い分けている人に使ってほしい『my Mail』

メール管理を効率的にする一つの答え

 

あなたは、いくつのメールアドレスを持っているだろうか。

 

仕事用に、プライベート用。

人によっては、もっとたくさんのメールアドレスを使い分けているかもしれない。

 

メールサービスもたくさんの種類があるから、複数のメールサービスを使い分けているという人もいるだろう。



メールアドレスが複数あると、アカウントの切り替えが非常に面倒だし、複数のメールサービスを使っていると、それぞれのアプリを使わなくてはならない。



私も複数のメールアドレスを使い分けているため、なにか良いアプリはないかと、いろいろと探していた。

 

そして、『my Mail』というメールアプリに行き着いた。




アイコンをタップするだけでアカウント切り替え

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『my Mail』は、主にPCメールの管理ができるスマホアプリ。

 

『my Mail』の最大の特徴は、アカウントの切り替えが簡単なことにある。

 

登録しているアカウントは、メニュー画面にアイコンとして並ぶ。そのアイコンをタップするだけで、アカウントが切り替えられるのだ。




また、『my Mail』に登録できるメールサービスは、GmailやYahooメール、Outlookなど、さまざまある。

 

異なるメールサービスも、『my Mail』一つで管理できるわけだ。



基本はPCメールであり、キャリアメールはdocomoのEメールアドレスしか対応していないが、最近は格安SIMを使っていて、キャリアメールを使わないという人も少なくはないだろうから、それほどデメリットにはならない。

 

アプリ一つで済むゆえに、スマホのホーム画面を整理できるのも、非常にありがたいポイントだと思う。




『my Mail』でメール管理を効率的に

 

私は、Gmailを使っている。

 

Gmailにはフォルダ分けがなく、ラベルの付与がフォルダ分けに相当する。

 

ラベル付与も慣れれば良いのだが、やはりフォルダ分けの方が慣れているため、Gmailでもフォルダ分けをしたいと思っていた。

 

『my Mail』であれば、これも実現できる。

 

『my Mail』を通して管理することで、Gmailもフォルダで分類できるのだ。



ちなみに『my Mail』でGmailのメールをフォルダ分けした場合、Gmailの公式アプリで見ると、フォルダと同名のタグがつけられた状態になる。



『my Mail』は、私にフィットした使い勝手で、ここ数年使い続けている。

 

きっと、私のように複数のメールアカウントの管理で四苦八苦している人もいるのではないだろうか。

 

そんな人にこそ『my Mail』を使ってもらいたい。

そしてメールの管理を効率的にしてもらいたい。

 

Eメールクライアントアプリ– myMail

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映画をほとんど観ない私が三度も観ている『ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ』の魅力

今までの人生で三度観た映画

 

私はほとんど映画を観ない。

映画館で観るに限らず、DVDやテレビでも観ない。

 

友人の中には、毎週のように映画館に足を運ぶような人もいる。このように映画を観ることを趣味としている人と比べると、観た映画の本数は、きっと天と地ほどの差があるだろう。

 

それどころか、気になる映画だけを観る程度の人と比較しても、圧倒的な差があると思う。

 

それほど、人生で映画を観ることに時間を費やさなかった。



観ていても、途中で観るのをやめてしまうこともある。

 

最初から最後まで観た映画なんて、数えるほどしかないし、観たといっても、一本の映画につき一度しか観ていない。

 

ただ一本の映画を除いては。



その映画は『ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ』である。

 

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一度しか見ていない映画ばかりの中、この映画だけはすでに三度観ている。



たしか、テレビで放送されていたのを観たのが一度目だ。

それは偶然の出会いだったが、これをきっかけに、この映画を好きになった。

 

その後、レンタル落ちではあったがDVDが売られていたので購入し、それを二度観た。



ストーリー展開の秀逸さ

 

この映画のなにが、私をこれほどにもひきつけているのか。



まずはストーリーだ。

 

少女エミリーは、父デイヴィッドと母アリソンと共に楽しい日々を過ごしていたが、ある日、アリソンが浴室で亡くなってしまう。

 

その日を境に心を閉ざしてしまったエミリーのためを思い、デイヴィッドはエミリーを連れてニューヨークの郊外へ引越しをする。

 

引越し後も心を閉ざしたままのエミリーだったが、チャーリーという友だちができたようで、時折チャーリーと遊んでいるようだった。

 

しかしエミリーがチャーリーと出会ってからというもの、飼い猫の死骸が浴槽に沈められていたり、壁に不吉なメッセージが残されていたりと、日常生活が徐々に浸食されていく。

 

チャーリーと遊ぶことをやめさせようとするデイヴィッドだったが、エミリーはチャーリーのことを詳しく話そうとはしないし、そもそもデイヴィッドはチャーリーの姿を見たことがない。

 

チャーリーとは何者で、何が目的でこのようなことをしているのか。



ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ』というタイトルからも想像がつくかと思うが、この映画はホラー要素のある映画である。

 

しかしホラー云々よりも、ストーリー展開が魅力的な作品で、ホラーがそれほど得意でない私でも引き込まれてしまうのだ。



二度目以降は、ストーリーの展開に驚きはなくなる。

 

しかし、結末を知ったうえで観ると、また違った視点から観ることができるし、なにか伏線が隠されているのではないかと、隅々まで観たくなる。



また、この映画はエンディングが特徴的で、複数のエンディングが用意されている。

 

レンタル版のDVDには、2種類のエンディングが収録されており、市販されているDVDには5種類も収録されているそうだ。

 

これも、何度も観たくなる理由かもしれない。




初めて演技に魅力を感じた

 

そしてもう一つの魅力は、役者の演技力だろうと思っている。

 

私は、映画はおろかテレビドラマもほとんど観ない。

ゆえに役者の演技力の良し悪しなんてわからない。

 

ただ、この映画に出ている役者の演技力には、とても魅力を感じている。

 

特にエミリーを演じているダコタ・ファニングは、当時10歳ほどだろうが、父母と楽しく暮らす少女から、心を閉ざしてしまった姿、引越し先で知り合った女の子が持っていた人形の顔をつぶす狂気じみた姿と、一本の映画でころころと変わる表情には圧倒される。



こういった魅力の溢れる作品だからこそ、私は三度に渡ってこの映画を観ている。

 

実は、私の妹もこの映画が好きだ。



物語のはじまりは元旦なのだが、もはや『ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ』を観ることが、我が家の年末年始の恒例行事と化しつつある。

 

洋画DVDハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれぼ 特別編

 

 

 

Yahoo! JAPAN IDを不正アクセスされて感じた、利便性に潜む危険性

ある日、突然の不正アクセス

 

毎朝、起きるとすぐにパソコンのメールを確認するようにしている。

仕事に関するメールを、見落とさないようにするためだ。

 

その日も、いつものようにメールを確認していた。

 

受信ボックスに溜まった未読メールの数々。

その中の一通、不穏な雰囲気を漂わせたメールがあるのに気づいた。

 

そのメールは、Yahoo! JAPAN IDが不正にログインされたことを知らせるものだった。



思い返せば前日、Yahoo!メールにログインできなくなってしまったのだが、まさか不正アクセスされているとは思いもしなかった。



『かんたん決済』で勝手に支払いされていた

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不正ログインされただけであれば、まだよかった。

 

不正ログインされた挙句、ヤフオクでぬいぐるみを落札され、『かんたん決済』で支払いまでされていたのだ。

 

『かんたん決済』は、クレジットカードやインターネットバンキング、Tポイントなど、Yahoo! JAPAN IDと紐づけした支払い方法を使って代金を支払うシステムである。

 

私は、Yahoo! JAPAN IDにTカードを紐づけしていたため、貯まっていた1000ポイントほどのTポイントを使って支払いされたのだった。



銀行口座やクレジットカードの情報は登録していなかったので、不幸中の幸いと言えるだろうが、ポイントといえど被害に遭っていることに変わりはない。

 

このことに気づき、すぐにYahoo! JAPANのヘルプセンターに連絡をした。



物事に潜むリスクを把握する大切さ

 

Yahoo! JAPANとしては、二段階認証などのセキュリティ対策の手段を用意しているため、不正アクセスに関しては本人の責任という見解だった。

 

ただ、同時期に同様の被害に遭っている人が多数いたようで、ポイントを補填してもらえることとなった。

 

これで、一件落着となったのだが、同時に便利さが危険につながることを実感した。

 

Yahoo! JAPAN IDを持っていれば、Yahoo!メールやヤフオクなど様々なサービスを利用できるようになる。この件の原因の一端となった『かんたん決済』もまた、その一つだ。



一つの入口から、複数のサービスに簡単につながる。これは非常に便利である反面、その一つの入口が突破されてしまえば、その他のサービスにまで入り込まれてしまう。



最近では、Yahoo! JAPAN IDに限らず、アカウントの連携によって、一つのアカウントで様々なサービスにログインできるようになってきている。

 

こういった機能は、個々でアカウントを取得する必要がなく、効率的になる。



ただ、物事が便利になることは、多くのリスクを孕むことでもある。

そのリスクをしっかりと把握したうえで、サービスを利用しなければならないと感じた。

 

 

 

カテゴリ分けが苦手な人におすすめしたい『Scrapbox』

情報をまとめるのに役立つサービス

 

情報収集をするのは、楽しいものである。

 

自分の知らないことを知れるのは、自分の成長にもつながるし、日常生活の豊かさにもつながるような気がする。

 

情報収集をするうえで、得た情報をまとめておくと、その情報を使いたいときに、すぐに引っ張り出してくることができる。

 

では、その情報をどこにまとめておくかということになるのだが、今はそういった情報をまとめておけるサービスやツールがたくさんある。

 

有名なところでいえば、EvernoteOneNoteといったものがある。

 

そんな中、私はScrapboxというサービスを使っている。

 

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最近はNotionというサービスが注目を集めていて、私はこういう新しいサービスが好きだから、Notionも気になり少し使ってみた。

 

しかし、やはりScrapboxの方が合っていると感じた。



カテゴリ分けが苦手なら『Scrapbox

 

Scrapboxをおすすめしたいのは、物事を正確に分別することが苦手な人だ。

というのも、私もその一人なのだ。

 

EvernoteやNotionは、ページを作成したら、該当するカテゴリに分類して整理していく。

 

たとえば、仕事に関するページは仕事のカテゴリに、趣味に関するページは趣味のカテゴリに、といった感じだ。

 

このくらい大まかな分類ならまだ良いが、ページが増えてくると、大まかな分類では乱雑になってしまう。

 

そこで、さらに細かく分類していくことになるのだが、カテゴリが細かくなると分類が難しくなる。

 

どちらのカテゴリにも分類できそうなページが出てくるのだ。

しかし、ページは一つだから、どちらか一方のカテゴリにしか入れられない。

 

こうしてカテゴリ分けは頓挫してしまう。

 

しかし、Scrapboxにはカテゴリ分けという概念が存在しない。

全てのページを、同じ箱の中に全部入れてしまえるのだ。

 

全てのページが同じ場所にあると、それこそ乱雑になってしまいそうだが、決してそんなことはない。

 

Scrapboxでは、ページにタグをつけ、それがリンクとして機能する。

 

たとえば、ページ内に出てくる「ゲーム」という単語にタグをつける。すると、その他の「ゲーム」という単語が入っているページが勝手につながってくれるのだ。

 

つまり、一つのページから、似たような内容のページがどんどんと繋がっていく。

 

無理にカテゴリ分けをせずとも、勝手にカテゴリ分けされたような状態になるわけだ。



自分好みにカスタマイズできる

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Scrapboxの面白さは、それだけではない。

 

この、リンクでページが繋がっていくことが、思わぬ発見を与えてくれる。

 

私は、すでに持っている本や、欲しい本、気になった本をScrapboxに保存している。

そして、そのページには著者名をタグとしてつけている。

 

すると、気になった本とすでに持っている本の作者が、実は同じだということがある。

 

こんな風に、思いもよらないページごとの繋がりから、新たな発見ができる。



また、ページにはシャッフルボタンがある。

これを押すと、ページがランダムで表示される。

 

この機能もまた、ページが埋もれてしまうことを防いでくれる。



さらに、Java ScriptやCSSを使うことで、自分好みにカスタマイズすることもできる。

 

背景画面を変更したり、文字数をカウントしてくれる機能を追加したり。

 

こういったカスタマイズ方法は、他のScrapboxユーザーが公開してくれているので、知識がなくても挑戦できる。




Scrapboxは、他のサービスにない魅力を持っている。

 

カテゴリ分けが苦手で、こういったサービスを使いきれないという方は、一度Scrapboxに触れてみてほしい。

 

scrapbox.io

 

 

週末の夜のんびりと楽しみたい一人用ボードゲーム『コーヒーロースター』

コーヒー豆の焙煎をテーマにした一人用ボードゲーム

 

コーヒーは、コーヒーの生豆を焙煎することで生まれる。

焙煎の度合いによって、コーヒーの味わいは変わるから、焙煎する人の腕がものを言う。

 

『コーヒーロースター』は、そんなコーヒー豆の焙煎をテーマにした一人用ボードゲームだ。

 

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ボードゲームアナログゲームには、一風変わったものもあるが、コーヒーの焙煎をテーマにしたものは、唯一無二といってもいいかもしれない。



作者も、この先10年は、誰も似たものを作らないようなソロゲームを作りたいとの考えから、この『コーヒーロースター』を生みだしたそうだ。

 

///Saashi & Saashi note リンク

 

しかし、いざ実際に遊んでみると、一風変わっているだけではないことがわかる。しっかりと考え込まれており、ゲームとして楽しめるのだ。



焙煎をうまく表現したゲーム性

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ゲームの目的は、コーヒー豆チップに書かれた焙煎度を上げていき、焙煎度の合計を設定された理想値に近づけることである。

 

設定された理想値に近ければ高得点が得られるし、遠ければ得点は得られない。



1ターンごとに決められた枚数のチップを、中を見ずに袋から取り出す。

取り出した豆のチップは、1つ上の焙煎度のチップに取り換えて、また袋に戻す。

 

こうしてターンを進めていく。

 

この、袋からチップを取り出して焙煎度を上げ、袋に戻すという一連の動きで、コーヒー豆の焙煎を再現しているのだ。



袋の中の豆チップの焙煎度が丁度良いと判断するか、ターン終了時に移動させるシート状のメーターチップが一番右まで行ったら、カップテストに移る。



ゆっくりとコーヒーを飲みながら

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カップテストでは、袋からランダムに10枚のチップを取り出し、カップシートに並べる。

 

このカップシートに並べた豆チップの焙煎度の合計が、理想値に近ければ高得点となるわけだ。

 

つまり、焙煎が足りなければ合計の数値も足りなくなるし、焙煎し過ぎると、高い数値の豆チップしか引けず、これもまた理想値から離れていくことになる。

 

また豆チップの焙煎度は4までで、それ以上焙煎を進めてしまうと、焦げ豆となり、マイナス点となってしまう。

 

この焙煎度合の調整は、単純でありながら非常に難しい。



さらに、ターン中は豆の焙煎だけでなく、様々な操作もできる。

 

たとえば、フレーバーチップを使って、不要なチップを排除したり、2枚の豆チップの焙煎度を合わせて1枚の豆チップにしたり、その反対に1枚の豆チップを1枚の豆チップに分けたり。

 

フレーバーチップをうまく使えば、ゲームを有利に進めることができる。

 

その反面、カップテストのときに、指定されたフレーバーチップをカップシートに置くことができれば、追加で得点が入るので、フレーバーチップの使いすぎにも注意しなければならない。



実際のコーヒー豆の焙煎は大変な作業だろうが、その大変さの一片を垣間見れるようなゲームである。

 

それでいて、コーヒーをテーマにしていることもあり、切羽詰まった大変さはなく、のんびりと楽しめる。



週末の夜、ゆっくりとコーヒーを飲みながら、時間をかけて遊んでみてほしい。



 
 

バッチ16個の感動

登下校はゲーム情報のやりとりの時間

 

ゲームをたくさん遊んでいると、感動する場面に出会うことは多々ある。

 

ストーリーに感動することもあったし、音楽のすばらしさに感動することもあった。

難しくてなかなか進めなかったところを、なんとか突破したときの感動もある。

 

感動した思い出は数あれど、中でも最も感動が強かったのは『ポケットモンスター金・銀』だ。

 

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ポケモン金・銀』が発売された当時、私は小学2年生。

 

周りの友だちの間でもポケモンは流行していて、男女関係なく『ポケモン金・銀』をプレイしていた。



今でこそネットを使えば攻略情報など、ゲームの情報は簡単に手に入るけれど、当時はそんなことはできなかった。

 

だから、登下校の時間には、ゲームの情報のやりとりが繰り広げられていた。



「ジムバッチは16個ある」

 

やりとりされる情報は、全部が全部、信用できるものではなかった。

 

幻のポケモンを出す方法とか、ポケモンをコピーする方法とか、どこで仕入れたのかわからないような情報が飛び交っていた。

 

そんな噓か真かわからない情報の中で、私をひきつけたものがあった。

 

「ジムバッチは16個ある」



ポケモンをプレイしたことがある人はご存知だろうが、各地にいるジムリーダーを倒して8つのジムバッチを手に入れ、四天王に挑戦するのが、ポケモンのゲームの目的の一つとなっている。

 

ポケモン一作目の『ポケモン赤・緑』もそうだったし、『ポケモン金・銀』でも、それは変わらなかった。

 

それなのに、ある友だちは、ジムバッチは16個あると言い始めたのだ。



私はにわかには信じられなかった。

その友だちを疑うつもりはなかったが、すぐに信じられるものでもなかった。



それからというもの、期待半分、不安半分でゲームを進めることになった。




当たり前を良い意味で裏切られた感動

 

学校が終わり、就寝までの少しの時間を使って、コツコツと進めていき、ついにそのときが訪れた。

 

ポケモン金・銀』では、ジョウト地方という場所を冒険し、ジムバッチを集めていく。そして、四天王を倒し殿堂入りすれば、冒険は一区切りとなる。

 

やっと、そこまで行ったのだ。

 

どうしても欲しかったエーフィが、なかなか手に入らず、試行錯誤するという横道に逸れたこともあったが、なんとか本来のゲームの目的は達成できた。

 

no-sense-life.hatenablog.jp

 

さてここで、一区切りを迎えた私を驚かせることが起きる。

 

次はカントー地方に行くというのだ。

 

カントー地方とは、前作『ポケモン赤・緑』の冒険の舞台だ。

 

前作の舞台を再び冒険できるという感動。

そして、当然カントー地方にも、各地にジムがある。

 

つまり、ここでもジムバッチを集めていくことになるわけだ。

 

そう、友だちが言っていたことは本当だったのだ。

 

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「ジムバッチを8個集める」ことが当たり前だと思っていた中、実は「16個のジムバッチを集める」ことができると知ったときの感動。

 

今思い出しても、ワクワクする。