ゲームにまみれて、本にまみれて。

ゲームと本にまみれた、日常の話。

今でも思い出す『ポケットモンスター 緑』に初めて触れた時の記憶

ポケットモンスター 緑』の記憶

f:id:if_broken:20210227135203j:plain

 

他の記事でも、何度も触れているが、私が生まれて初めてプレイしたゲームは『ポケットモンスター 緑』である。

 

通っていた幼稚園でアニメのポケモンが人気となり、その人気からゲームを始める友だちもたくさんいた。

 

私もそんな中の一人だった。



そんな思い出も、今となっては遠い昔のことではあるが、『ポケットモンスター 緑』について、今でも記憶に残っていることがある。



幼い私が受け入れられなかったこと

 

さきほども書いたが、私はアニメからゲームへと移っていった。

アニメのイメージを強く持った状態で、ゲームを始めたのだ。

 

当時のゲームハードはゲームボーイだったから、画面は白黒でドット絵だった。

 

ただ、不思議と抵抗なく受け入れることができた。



しかし、一つだけ受け入れられなかったことがある。

ピカチュウの鳴き声だ。

 

アニメのピカチュウの鳴き声は、今と変わらず大谷育江さんの可愛らしい声だった。

 

そのイメージを持ったまま、トキワの森ピカチュウと出会ったものだから、アニメとは似ても似つかない、機会音のような鳴き声にショックを受けた。



今でこそ、ゲームでもアニメと同じ音声が使われているから、理解できないという人も多いかもしれないが、当時『ポケットモンスター 赤・緑』をプレイしていた人に中には、同じ経験をした人もいるのではないだろうか。



ポケモンセンターの勘違い

f:id:if_broken:20210227135250j:plain


もう一つの記憶は、ポケモンセンターの記憶。

 

ポケモンの世界では、ポケモン同士を戦わせる。その中で減ってしまったHPを回復させられる施設がポケモンセンターである。

 

当時の私は幼稚園生。5歳ほどだったろうか。

 

ポケモンそのものが好きでゲームをしていたが、ゲームそのもののシステムは、さほど理解していなかった。

 

だから、ポケモンセンターに行けば、ポケモンのレベルが上がると思っていた。



ところが、何度ポケモンセンターに通いつめても、いっこうにレベルが上がる気配がない。

 

友だちに聞いてみたところ、鼻で笑われ、単にHPを回復するだけであることを教えられた。

 

これについては、同意を得られるとは思っていない。おそらく私だけの勘違いだろう。



長くプレイしているゲームだからこそ、こうして思い返すと、いろいろな思い出が溢れてくる。

 

それもポケモンというコンテンツの魅力ではないだろうか。

 

 

 

正しいSEOを身につけたい人に読んでほしい『10年つかえるSEOの基本』

『10年つかえるSEOの基本』でSEOの認識が覆される

f:id:if_broken:20210225210023j:plain

 

ウェブ上でライターとして仕事をしていると、嫌でも考えなければならないSEO対策。

 

SEO対策とは、検索されたときに、できるだけ上位に記事が表示されるようにすること。

 

もちろん、それほど検索順位を気にする必要がないブログなどは、自由に書いても問題はない。このブログも自由に書いている。

 

しかし、仕事として記事の作成を請け負う場合、ほとんどはSEOを意識することになる。



私も、何もわからないながらSEOについて勉強をし、自分なりに記事を書いていた。

 

しかし『10年つかえるSEOの基本』を読んで、それまでのSEOの認識が大きく覆された。



読んでもらうために自然な文章を書く

 

記事作成の仕事を請け負うと、ライティングルールが提示され、そのルールに則って記事を書くことになる。

 

文字数は何文字以上だとか、文体はですます調でとか。

 

そして、一番大きなルールが、キーワードの使用回数である。

 

指定されたキーワードを、指定回数以上、文章の中に組み込んで記事を作成しなければならないのだ。



これはSEOを意識したルールである。

 

キーワードを多く文章に入れていれば、そのキーワードで検索をしたときにヒットしやすくなるという考えのもと、そういったルールが作られている。



そんなルールで縛られた中で書かれた文章は、とても不自然なものになる。

 

サイトの文章を読んでいて「無理に言葉を入れているな」と、不自然さを感じたことはないだろうか。それもおそらく、ルールで定められたキーワードを無理矢理詰め込んでいる文章だ。

 

私は、不自然な文章を書かなければならない不本意さを感じながらも、これがSEO対策になるのだと信じて、記事を書いていた。

 

f:id:if_broken:20210225210107j:plain

 

キーワードの使用回数も、SEO対策として間違えてはいないそうだ。それは『10年つかえるSEOの基本』にも書かれている。

 

ただ本書には、もう一つ大切なことが書かれていた。

「読んでもらうために自然な文章を書く」ことが大切だと。



SEOの基本や考え方を教えてくれる

 

『10年つかえるSEOの基本』を読んで、私が持っていたSEOのイメージが変わった。

 

ライターをやっていて、SEOの勉強をしたいけれど、よくわからないという人も多いと思う。

 

『10年つかえるSEOの基本』は、そういった人にSEOの基本や考え方を教えてくれる。

 

内容も会話調になっていて読みやすく、ページ数も130ページほどに凝縮されているので、気軽に手にとりやすい。

 

タイトルは「10年つかえる」となっているが、きっとこの先もずっと道しるべとなってくれる存在のように思う。

 

 
 
 

この世に小さな勇者が生まれた日

勇者になった夏休み

 

初めてドラクエと出会ったのは、小学4年生のとき。

ドラクエ好きな叔父がきっかけだった。

 

そのころ、主にポケモンばかりをやっていて、他のゲームはほとんど触れていなかった。

 

そんな私を見て、「ドラクエをやってみてほしい」と、『ドラゴンクエストエデンの戦士たち』のソフトを、プレイステーションの本体ともに貸してくれたのだ。



その年の夏休み、私は勇者になった。



圧倒的な難易度を前に挫折

 

しかし、私の初めての冒険は、そう長くは続かなかった。

 

というのも『ドラゴンクエストエデンの戦士たち』、特にプレイステーション版の『ドラゴンクエストエデンの戦士たち』は、いまなお話題になるほどの難易度なのだ。

 

世界各地で石板を見つけ、その石板を神殿の台座にはめることで、さらに行ける島が増えていく、というストーリーである。

 

f:id:if_broken:20210225172801j:plain

 

その石板を探すことが、『ドラゴンクエストエデンの戦士たち』の主な目的であり、恐ろしいほどの難易度にしている原因でもあるのだ。

 

とにかく石板が隠されている場所がわかりにくい。

 

最初に見つける石板は、明らかに石板とわかる形で転がっている。

 

こうやって石板を見つけていけばいいのだと理解はしたのだが、それも最初だけ。

ほとんどは宝箱に入っており、一目で石板かどうかはわからない。

 

宝箱に入っているなら、まだ重要な存在に感じられるが、果てはツボの中に入っていることもある。

 

これは一筋縄ではいかないなと、子どもながらに思ったものだ。



当時、すでに大人だった人でも頭を悩ませたらしい。それを、たいしてゲームに触れてこなかった子どもがプレイすれば、挫折するのは火を見るよりも明らかである。



どこまで進めたかは覚えていないが、ガボというキャラクターが好きで、ガボを仲間にして冒険を終えた記憶がある。



ドラゴンクエスト導かれし者たち』で魅力を堪能

f:id:if_broken:20210225172741j:plain

 

そんな私を見かねた叔父は、新たなゲームソフトを持ってきてくれた。

プレイステーション版の『ドラゴンクエスト導かれし者たち』だ。

 

これならクリアできるだろうと選んでくれたようだった。

 

叔父の考えは見事に的中し、私は『ドラゴンクエスト導かれし者たち』を、エンディングまで突っ走った。

 

ストーリーは理解できていたかどうかは怪しいものだが、それなりに何か感じるものがあったのだと思う。そうでなければ、あれほど夢中にはならないだろうから。

 

クリア後に出てくる隠し要素まで遊びつくし、ドラクエの楽しさ、魅力を存分に堪能した。



それから数年して、ニンテンドーDSで、プレイステーション版の『ドラゴンクエスト導かれし者たち』の移植作品が発売された。

 

もちろんそれも購入し、あのときと同じようにストーリーのクリア後まで楽しんだ。



ドラゴンクエストエデンの戦士たち』で挫折したままだったら、きっとドラクエそのものに苦手意識を持っていただろうし、今でもプレイしていないかもしれない。



こうして一度は勇者になりそこねた少年は、無事に勇者になれたのだった。



ニンテンドーDSソフトドラゴンクエストIV 導かれし者たち[アルティメットヒッツ]

 

ニンテンドー3DSソフトドラゴンクエストVII エデンの戦士たち

 

 

 

『Scrapbox』と『読書は1冊のノートにまとめなさい』で実現する、頭に残る読書ノート

すべてを1冊のノートにまとめれば迷わない

f:id:if_broken:20210223182142j:plain

 

『読書は1冊のノートにまとめなさい』という本がある。

 

奥野宣之さんの著書である『情報は1冊のノートにまとめなさい』『人生は1冊のノートにまとめなさい』に並ぶ、『1冊のノートにまとめなさい』シリーズの一冊だ。

 

私は趣味として本を読むことも多いのだが、どうも内容が頭に残らないことがある。

 

なにかもっと身になる読書の方法はないかと考えていたときに、この本と出会い、手に取った。



タイトルからもわかるように、読書に関することは、すべて1冊のノートにまとめることが勧められている。

 

たとえば、読んだ本の感想を、本のジャンルごとにノート分けて記載すれば、非常に見返しやすくなると思う。

 

しかし、ノートの冊数が増えていくと、どのノートに何が書いているのかが煩雑になってしまう。

 

そうなるくらいなら「すべてを1冊にまとめなさい」というのが、この本の趣旨である。



デジタルで再現すれば検索性が増す

 

私自身も、複数のノートに分かれてしまうのは、好きではない。できれば1冊のノートにまとめたいと思っている。

 

しかし、『読書は1冊のノートにまとめなさい』を読んでいると、アナログゆえに検索性に不安があった。

 

もちろん検索性を向上させるため、しっかりと考え込まれた手法も記載されているが、ものぐさな私には、少し敷居が高いように感じた。

 

そんな中、思いついたのが『Scrapbox』の活用である。

 

no-sense-life.hatenablog.jp

 

Scrapbox』を紹介した際にも書いたが、基本は情報を記載したページにタグをつけて放り込むだけ。あとはタグが関連するページを引っ張って来てくれる。



この『Scrapbox』の使い方と、すべてを1冊にまとめる手法はマッチしているのではないかと思ったのだ。

 

f:id:if_broken:20210223182222j:plain

 

実際に、読んだ本の著者名や出版社名などの基本情報をはじめ、読んだ感想を『読書は1冊のノートにまとめなさい』を参考に記載している。

 

著者名と出版社名にはタグをつけているので、同じ著者、同じ出版社の別の書籍が表示される。



『読書は1冊のノートにまとめなさい』の趣旨を、『Scrapbox』でデジタルに置き換えることで、より検索性が増し、読書ノートをつけやすくなった。



読書との向き合い方を見直せる一冊

 

『読書は1冊のノートにまとめなさい』に書かれている手法は、アナログのノートでまとめることを前提にされているが、デジタルにも取り入れやすい内容となっている。

 

また、読書ノートのつけ方だけでなく、書籍の探し方や、メディアの見方なども紹介されている。

 

読書をしていても、内容が記憶に残らないと悩んでいるのなら、一度手に取ってもらいたい。

 

そして『Scrapbox』などのデジタルツールを活用して、読書との向き合い方を見直してみてほしい。

 

 

 

 

悩む時間があるのなら、踏み出した方が絶対に良い

一歩を踏み出せないまま時間だけが経つのはもったいない

f:id:if_broken:20210222143153j:plain



 やってみたいけど、失敗するかも。

そんなふうにして、なかなか一歩を踏み出せない状態になってはいないだろうか。

 

一歩踏み出したいのに、なかなか踏み出せないまま時間だけが経つというのは、とてももったいないことだと、私は思っている。

 

そんなことを書いている私自身、心配性なこともあり、一歩踏み出すまでに時間がかかってしまうのだが、最近はできるだけ早めに行動することを心がけている。

 

それは、新卒で入社した会社を辞めてからのできごとが、大きなきっかけになっている。



再就職先もないまま退職。そしてフリーライターへ。

 

新卒で入社した会社は、率直にいえばブラック企業だった。

 

小さな会社で、社員も10人前後。

ゆえに「社長がすべて正しい」という環境だった。

 

けれども、私はその会社を辞めるという選択肢はなかった。

 

大学4年生の夏になっても内定が出ず、そんな中で拾ってもらったのだ。

当時は感謝もしていたし、この会社を辞めたら、他に入れる会社もないだろうと思っていたから。

 

しかし、劣悪な社内環境は、徐々に心身を蝕んでいく。

もうここにいるのは無理だろう、と思い始めたそのタイミングで、社長が個人面談をすると言い出した。

 

個人面談のその日、「お前はこの先どうしたいんだ」という問いに「辞めたいです」と口走っていた。

 

ずっと心に中にあった「辞めたい」という思いに従って、一歩を踏み出したのだ。



しかし、その一歩はあまりに突然だったため、再就職先もないまま、その会社を辞めることになった。

 

そこで私はフリーライターを始める。

 

フリーライターの活動の場は様々あるが、主な場は『ランサーズ』や『クラウドワークス』などのクラウドソーシングサイトだ。

 

当初、私はクラウドソーシングサイトを使うことに抵抗があった。

 

個人で仕事を請けられるのだが、それは遊びではない。お金が発生する、れっきとした仕事なのだ。

 

もちろん失敗すれば自分で責任を取らなければならないし、相手に迷惑も掛かる。

 

そんな現実を前に怖気づいていた。



しかし、そんなことを言っていても始まらない。

 

私は勇気をふり絞って、クラウドソーシングサイトに掲載されていた仕事の一つに応募し、請け負った。



最初の心配など、どこ吹く風。

しっかりと評価もしてもらえ、継続の仕事ももらえるようになった。

 

これが、すぐに行動しようと思うようになったターニングポイントといえる。



だいたいの心配は杞憂

 

このブログにしてもそうだ。

 

私は今まで、いろいろなブログサービスを使ってブログを書いてきた。

もちろん、『はてなブログ』も候補にあったが、ずっと避けてきた。

 

というのも、『はてなブログ』はコミュニティが強い印象があったのだ。

 

同じようにブログを運営している人から「そんな下手な文章でブログを書くな」なんて言われたら。

 

そんな心配をしていた。



実際に『はてなブログ』でブログを立ち上げてわかったのだが、誰も触れてはこない。

 

興味のないブログにわざわざ突っかかってくるほど暇な人はいないのだ。完全にうぬぼれである。

 

ただ継続していれば、「文章が好きだ」なんていう嬉しいコメントいただけるようになる。



なにも心配することはなかったのだ。



こうやって、踏み出してみれば案外どうにでもなるという経験をして、もっと早く行動していればと思えるようになったし、実際にすぐに動くようになりつつある。

 

もし一歩を踏み出したいけれど、なかなか踏み出せないと思っているのなら、一歩を踏み出してみてほしい。

 

心配ない。

 

案外どうにでもなるから。

 

 

 

複数のメールアカウントを使い分けている人に使ってほしい『my Mail』

メール管理を効率的にする一つの答え

 

あなたは、いくつのメールアドレスを持っているだろうか。

 

仕事用に、プライベート用。

人によっては、もっとたくさんのメールアドレスを使い分けているかもしれない。

 

メールサービスもたくさんの種類があるから、複数のメールサービスを使い分けているという人もいるだろう。



メールアドレスが複数あると、アカウントの切り替えが非常に面倒だし、複数のメールサービスを使っていると、それぞれのアプリを使わなくてはならない。



私も複数のメールアドレスを使い分けているため、なにか良いアプリはないかと、いろいろと探していた。

 

そして、『my Mail』というメールアプリに行き着いた。




アイコンをタップするだけでアカウント切り替え

f:id:if_broken:20210220121620j:plain

 

『my Mail』は、主にPCメールの管理ができるスマホアプリ。

 

『my Mail』の最大の特徴は、アカウントの切り替えが簡単なことにある。

 

登録しているアカウントは、メニュー画面にアイコンとして並ぶ。そのアイコンをタップするだけで、アカウントが切り替えられるのだ。




また、『my Mail』に登録できるメールサービスは、GmailやYahooメール、Outlookなど、さまざまある。

 

異なるメールサービスも、『my Mail』一つで管理できるわけだ。



基本はPCメールであり、キャリアメールはdocomoのEメールアドレスしか対応していないが、最近は格安SIMを使っていて、キャリアメールを使わないという人も少なくはないだろうから、それほどデメリットにはならない。

 

アプリ一つで済むゆえに、スマホのホーム画面を整理できるのも、非常にありがたいポイントだと思う。




『my Mail』でメール管理を効率的に

 

私は、Gmailを使っている。

 

Gmailにはフォルダ分けがなく、ラベルの付与がフォルダ分けに相当する。

 

ラベル付与も慣れれば良いのだが、やはりフォルダ分けの方が慣れているため、Gmailでもフォルダ分けをしたいと思っていた。

 

『my Mail』であれば、これも実現できる。

 

『my Mail』を通して管理することで、Gmailもフォルダで分類できるのだ。



ちなみに『my Mail』でGmailのメールをフォルダ分けした場合、Gmailの公式アプリで見ると、フォルダと同名のタグがつけられた状態になる。



『my Mail』は、私にフィットした使い勝手で、ここ数年使い続けている。

 

きっと、私のように複数のメールアカウントの管理で四苦八苦している人もいるのではないだろうか。

 

そんな人にこそ『my Mail』を使ってもらいたい。

そしてメールの管理を効率的にしてもらいたい。

 

Eメールクライアントアプリ– myMail

Eメールクライアントアプリ– myMail

  • MGL MY.COM (CYPRUS) LIMITED
  • 仕事効率化
  • 無料

apps.apple.com

 

play.google.com

 

 

映画をほとんど観ない私が三度も観ている『ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ』の魅力

今までの人生で三度観た映画

 

私はほとんど映画を観ない。

映画館で観るに限らず、DVDやテレビでも観ない。

 

友人の中には、毎週のように映画館に足を運ぶような人もいる。このように映画を観ることを趣味としている人と比べると、観た映画の本数は、きっと天と地ほどの差があるだろう。

 

それどころか、気になる映画だけを観る程度の人と比較しても、圧倒的な差があると思う。

 

それほど、人生で映画を観ることに時間を費やさなかった。



観ていても、途中で観るのをやめてしまうこともある。

 

最初から最後まで観た映画なんて、数えるほどしかないし、観たといっても、一本の映画につき一度しか観ていない。

 

ただ一本の映画を除いては。



その映画は『ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ』である。

 

f:id:if_broken:20210218132509j:plain

 

一度しか見ていない映画ばかりの中、この映画だけはすでに三度観ている。



たしか、テレビで放送されていたのを観たのが一度目だ。

それは偶然の出会いだったが、これをきっかけに、この映画を好きになった。

 

その後、レンタル落ちではあったがDVDが売られていたので購入し、それを二度観た。



ストーリー展開の秀逸さ

 

この映画のなにが、私をこれほどにもひきつけているのか。



まずはストーリーだ。

 

少女エミリーは、父デイヴィッドと母アリソンと共に楽しい日々を過ごしていたが、ある日、アリソンが浴室で亡くなってしまう。

 

その日を境に心を閉ざしてしまったエミリーのためを思い、デイヴィッドはエミリーを連れてニューヨークの郊外へ引越しをする。

 

引越し後も心を閉ざしたままのエミリーだったが、チャーリーという友だちができたようで、時折チャーリーと遊んでいるようだった。

 

しかしエミリーがチャーリーと出会ってからというもの、飼い猫の死骸が浴槽に沈められていたり、壁に不吉なメッセージが残されていたりと、日常生活が徐々に浸食されていく。

 

チャーリーと遊ぶことをやめさせようとするデイヴィッドだったが、エミリーはチャーリーのことを詳しく話そうとはしないし、そもそもデイヴィッドはチャーリーの姿を見たことがない。

 

チャーリーとは何者で、何が目的でこのようなことをしているのか。



ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ』というタイトルからも想像がつくかと思うが、この映画はホラー要素のある映画である。

 

しかしホラー云々よりも、ストーリー展開が魅力的な作品で、ホラーがそれほど得意でない私でも引き込まれてしまうのだ。



二度目以降は、ストーリーの展開に驚きはなくなる。

 

しかし、結末を知ったうえで観ると、また違った視点から観ることができるし、なにか伏線が隠されているのではないかと、隅々まで観たくなる。



また、この映画はエンディングが特徴的で、複数のエンディングが用意されている。

 

レンタル版のDVDには、2種類のエンディングが収録されており、市販されているDVDには5種類も収録されているそうだ。

 

これも、何度も観たくなる理由かもしれない。




初めて演技に魅力を感じた

 

そしてもう一つの魅力は、役者の演技力だろうと思っている。

 

私は、映画はおろかテレビドラマもほとんど観ない。

ゆえに役者の演技力の良し悪しなんてわからない。

 

ただ、この映画に出ている役者の演技力には、とても魅力を感じている。

 

特にエミリーを演じているダコタ・ファニングは、当時10歳ほどだろうが、父母と楽しく暮らす少女から、心を閉ざしてしまった姿、引越し先で知り合った女の子が持っていた人形の顔をつぶす狂気じみた姿と、一本の映画でころころと変わる表情には圧倒される。



こういった魅力の溢れる作品だからこそ、私は三度に渡ってこの映画を観ている。

 

実は、私の妹もこの映画が好きだ。



物語のはじまりは元旦なのだが、もはや『ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ』を観ることが、我が家の年末年始の恒例行事と化しつつある。

 

洋画DVDハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれぼ 特別編

 

 

 

Yahoo! JAPAN IDを不正アクセスされて感じた、利便性に潜む危険性

ある日、突然の不正アクセス

 

毎朝、起きるとすぐにパソコンのメールを確認するようにしている。

仕事に関するメールを、見落とさないようにするためだ。

 

その日も、いつものようにメールを確認していた。

 

受信ボックスに溜まった未読メールの数々。

その中の一通、不穏な雰囲気を漂わせたメールがあるのに気づいた。

 

そのメールは、Yahoo! JAPAN IDが不正にログインされたことを知らせるものだった。



思い返せば前日、Yahoo!メールにログインできなくなってしまったのだが、まさか不正アクセスされているとは思いもしなかった。



『かんたん決済』で勝手に支払いされていた

f:id:if_broken:20210216154029j:plain

 

不正ログインされただけであれば、まだよかった。

 

不正ログインされた挙句、ヤフオクでぬいぐるみを落札され、『かんたん決済』で支払いまでされていたのだ。

 

『かんたん決済』は、クレジットカードやインターネットバンキング、Tポイントなど、Yahoo! JAPAN IDと紐づけした支払い方法を使って代金を支払うシステムである。

 

私は、Yahoo! JAPAN IDにTカードを紐づけしていたため、貯まっていた1000ポイントほどのTポイントを使って支払いされたのだった。



銀行口座やクレジットカードの情報は登録していなかったので、不幸中の幸いと言えるだろうが、ポイントといえど被害に遭っていることに変わりはない。

 

このことに気づき、すぐにYahoo! JAPANのヘルプセンターに連絡をした。



物事に潜むリスクを把握する大切さ

 

Yahoo! JAPANとしては、二段階認証などのセキュリティ対策の手段を用意しているため、不正アクセスに関しては本人の責任という見解だった。

 

ただ、同時期に同様の被害に遭っている人が多数いたようで、ポイントを補填してもらえることとなった。

 

これで、一件落着となったのだが、同時に便利さが危険につながることを実感した。

 

Yahoo! JAPAN IDを持っていれば、Yahoo!メールやヤフオクなど様々なサービスを利用できるようになる。この件の原因の一端となった『かんたん決済』もまた、その一つだ。



一つの入口から、複数のサービスに簡単につながる。これは非常に便利である反面、その一つの入口が突破されてしまえば、その他のサービスにまで入り込まれてしまう。



最近では、Yahoo! JAPAN IDに限らず、アカウントの連携によって、一つのアカウントで様々なサービスにログインできるようになってきている。

 

こういった機能は、個々でアカウントを取得する必要がなく、効率的になる。



ただ、物事が便利になることは、多くのリスクを孕むことでもある。

そのリスクをしっかりと把握したうえで、サービスを利用しなければならないと感じた。